2013/03/21

大きな屋根勾配を付けた理由

うちの屋根は片流れのため、結構な屋根勾配が付いています。家の中から見ると二階の天井が斜めになっており、勾配寸法は約3寸くらいなのかな?? 水平に10移動すると垂直方向に3上がるという意味だそうで、角度に換算すると約17度くらいになります。大工さんが現場で屋根を作る際は何寸という言い方が分かりやすいようですが、素人には角度で言ってもらった方が理解しやすいです。この勾配のおかげで北側の天井がかなり高くなっているため、二階北側の室内天井裏は大きな収納スペースとなっており重宝しています。

しかし敷地が南側道路に面しているのに対して、南垂れの屋根となっているため、その屋根を建物正面から見ても勾配の様子が全く分からず、家の横から眺めないと勾配が見えません。もし将来的に太陽光発電を導入するならば、南面に向いたちょうどこの勾配に合わせてパネルを設置しやすいため、かなり広範囲の面積を確保することができるようです。設計段階ではもっと大きな勾配が付いていたので、H建築士さんにお願いして雨などが流れ落ちるのに必要な最小限の勾配にしてもらいました。この勾配はデザインを優先したH建築士さんの思い入れのようですが、非常に効率的な屋根となっていると思います。