うちの建具は玄関ドアのみが開きドア、それ以外はすべて引き戸です。なぜなのか、よく分かりませんが、結構開けっ放しにしていることが多いため開放感を出すために引き戸を採用、ドアでは開けっぱなしのときの収納ができず、またレバーを邪魔に感じてしまうためということもあります。
場所によっては壁の中に引き戸が仕込んであり、取っ手部のみが飛び出しているという状況です。取っ手といえども指を掛けられるように床から100cmくらいまで溝が切ってあるだけで、初めての人には非常に分かりづらいですが、私はデザイン的にすっきりしており気に入っています。またトイレの引き戸はこの溝の中にアクリル板を嵌め込み、明かり取りにしています。建具屋さんにとってはちょっと面倒な加工でしょうが、H建築士さんの物件はどこもこの取っ手を採用しています。
トイレ用建具 溝の中にアクリル板が仕込んであり明り取りになっている
一階建具は、天井高まで建具になったハイタイプ仕様となっており、モダンに感じることができます。特にリビングはテレビボードを挟んで、玄関側とシューズクローク側がコントラストになっており、さすがH建築士さんと思えるデザインとなっています。でも二階はコストダウンのため、通常タイプの建具高さ、また取っ手も普通の金物が埋め込んであります。