京都の割烹に行きたいとお店を調べていましたが、夜の会席は値が張るため、昼の会席でお邪魔することにしました。場所は錦市場の北側にある「炭火と天ぷら 割烹なかじん」というお店です。カウンター8席だけの店内ですが、和モダンのような落ち着いた雰囲気、ご夫婦とシェフを含めて計3人で切り盛りされていました。ランチコースは前菜、メインともそれぞれ5種類ほどの中から前菜一品、メイン一品を選択でき、麦切りという粗挽きの麺、小鉢、サラダ、漬物、ご飯、味噌汁が付いて、最後に選べるデザートという内容です。
前菜は鰤のお刺身、妻は合鴨のたたきぽん酢、いつもの如くほとんどを子供に食べられてしまいました。メインは海老の天ぷらセットと地鶏の天ぷらセットをお願いしたら、ご主人が目の前であげていただき、ご丁寧に妻と私に同じ内容の天ぷらになるよう半分ずつ取り分けてくれました。天ぷらは自家製の雲丹塩を付けていただき、プリップリの海老は甘みが増して絶品、地鶏は柔らかくてふんわり、冷めないうちにと薦められるがままに食べてしまったので、うまく写真が撮れなかったのが残念です。麦切りは粗引き全粒粉を目の前で伸ばしパスタマシンのような年季の入った機械で切ってすぐに湯通しされ、粗引き塩をひとつまみ掛けていただくというもの、食感が良く丁寧な技に感心しました。シャキシャキされた奥様は子連れでも温かく迎えていただき、また京都に行ったときには訪れたいお店となりました。