2013/11/26

廃線跡の自然を歩く愛岐トンネル群 2013秋の特別公開

愛知県春日井市から岐阜県多治見市を抜けるJR中央線に平行して昭和41年まで使用されていた旧線跡に建つトンネル群があり、藪の茂みに埋もれて忘れ去られていた存在が永い眠りから覚めて日の目が当たるようになって、数年前から貴重な近代化産業遺産として保全再生活動が始まったそうです。毎年春と秋に一般公開が行われるので、先週 子供を連れてこの愛岐トンネル群を見てきました。

ここには駐車場がないので電車のほうが便利、JR中央線 定光寺駅で下車して駅前から急な階段を上って山の斜面にある廃線跡を歩きます。いま保全活動を行っているトンネルは3号~6号と4つあり、赤レンガで作られたトンネルは当時としてはとても立派なものだったのでしょう。3号~4号の間には竹やぶの中に東屋があり、4号を抜けたところにある大きなもみじは紅葉していてとても綺麗でした。4号~5号の間にあるレンガ広場ではアルプホルンの演奏が行われ、最後の6号は全長333mと一番長く、懐中電灯がないと向かってくる人とぶつかる危険があります。途中でベンチに腰掛けてのんびりとお弁当を食べながら古の雰囲気を味わうことができる、往復3.4kmの楽しいハイキングとなりました。




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