うちは検討段階で土地を3回変更したのですが、そのたびにH建築士さんにプランニングをしていただきました。間取りはとてもシンプルで、こちらの要望をよく汲み取ってくれます。最終的に建築した今の土地でのプランは、最初に提出された間取りが非常に素晴らしく、少し追加はしましたが大きくは変わっていません。その後 細かな修正、設備の詳細等を詰めていき、最終的な間取りが決まると、基本設計と言う平面から立面への展開、構造や柱の設計に入り、100枚近い図面が完成してきます。
ここから見積もりの競争入札が始まります。H建築士さんとお付き合いのある工務店約3社に同じ図面を渡して相見積もりを依頼、期限2週間の後、最安値を提示した業者が落札するという仕組みです。H建築士さんは出てきた見積もりを精査し、受注優先のためにあまりにも安い設備や木材の設定がないか、また逆に高すぎる項目がないか、公平に金額を査定します。しかし落札金額は、希望予算よりやや高かったため、約200万円ほどのコストダウンを検討しました。施工方法の変更等や設備削除や変更等など・・・、素人では分からないことが多いため、H建築士さんが削減案を提示して工務店さんと折衝をしてくれます。
住宅メーカーの場合、設計から施工まで一貫して行うことが多いですが、建築設計事務所は設計と施工管理のみ、施工は工務店にと完全分業になり、それぞれと契約を結びます。こうしてうちの建築工事はY工務店さんに落札されたのです。