以前に住んでいたマンションは冬の結露が非常にひどく、北側のサッシや窓枠は水滴だらけで気持ち悪いくらいカビがいっぱい発生していました。そこでこの家を建てる際はその教訓を糧に、室内の気密を良くしつつ、かつ結露を抑えることができるよう、計画段階でいくつか対策を練りました。
気密を良くすればするほど水分が逃げず結露が発生しやすくなりますので、24時間換気システムにて強制的に計画排気することにより余分な水分を排除します。またH建築士さんはデザインを優先してよく木製サッシを使用するのですが、うちはその意に反して樹脂+アルミの複合サッシとしました。さらに冬の暖房はエアコンのみで、石油やガスの化石燃料は使用しないことにしました。
その結果 結露が発生しやすい冬の状況は、家族3人が寝る約6畳の寝室で唯一、朝方 特に冷え込んだときだけ、窓ガラス面にうっすり水蒸気が付着する程度、水滴というほどは発生せず、また窓枠は樹脂のため結露はありません。その他の部屋は一切結露もなく、悩まされるようなことは全くありません。とりあえず現時点で結露対策は良好ですが、24時間換気により乾燥しやすいので、もう少し加湿を気にしたほうがいいかもしれませんね。