2012/01/19

設計事務所と工務店の関係

うちの工事を落札されたY工務店さんは、建築設計事務所の物件ばかりを手掛けている専門業者です。最近こそH建築士さんの物件が増えてきましたが、元々は有名な建築士さんばかりを施工されており、設計事務所の要求する無理難題、細かな内容、設計士のセンスまでよく理解されているので、現場を傍観するだけの我々も安心してお任せすることができます。大手住宅メーカーと違って、設計事務所はこだわりが多く、こんな面倒な施工が必要なの?? と疑問視することを、当たり前のように平気で要求される、そんな流れについてくることができる業者さんが必要なのです。

基本的に建築現場は一人の大工さんが受け持ち、住宅メーカーのように短期間で何人も掛けて工事するというより、職人さんが一人でコツコツと作業されるため非常に工期が掛かります。上棟から大工工事が終わるまで約4~5ヶ月、その後 各専門業者の内装工事が1~2ヶ月というところでしょうか。その工事過程を現場監督さんとH建築士さんが定期チェックを行い、図面通りに施工されているか監理されています。

建築の素人である施主が、直接 工務店さんと契約しても、分からないことばかりでお任せ状態になってしまうのでかなり危険です。その間を取り持って、時には施主側に、時には工務店側に立ってお互いの要望と現実を聞いて調整できるのが、設計事務所の良いところでもあります。