美ヶ原高原・王ヶ頭・・・、4月にここに来たときは天気が悪く、日の入りも日の出も見えなくて残念な思いをしたため、雲海の確率が高くなる秋を狙ってまたやってきました。夏は雲が多く、天気もよくないそうですが、秋から冬に掛けては空気が澄んできて、また昼と夜の温度差が大きくなるため雲海が出やすくなるようです。名古屋では9月下旬でも25~30℃近い気温ですが、美ヶ原は昼間で約20℃前後、朝夕は約10℃前後、冷え込むと5℃くらい、強い風が吹いた時はさらに体感温度は寒く感じました。
ビーナスラインで美ヶ原へ向かう途中に小雨が降り出してきて、終点の山本小屋駐車場に着いたときには本降りの雨、黒い雲が掛かり回復の様子はありません。車を停めて15:30出発のホテル行き送迎バスに乗り込み約15分で山頂の王ヶ頭ホテルへ到着、スタッフの方曰く、雨が止めば急速に天気が回復してきて雲海が出てきますよとのこと。チェックインしてすぐに無料の貸切露天風呂に入って外を眺めていると、雲がだんだんと流れ出し、徐々に日差しが出てきて、雨が上がる頃にはひんやりとした空気が流れてきました。すると標高2,000mのこの高さより下一面に雲海が現われはじめ、遠くに見えていた街の風景を覆い隠すように広がってきました。これが雲海なのですね・・・
今回の宿泊は東部屋を指定したので、翌朝も早起きして夜明け前から窓の外を眺めていると、真正面に日の出が見えるので寒い外に出る必要もなく、部屋からカメラを構えて写真を撮ることができました。暗闇の中から徐々に空が明け始め、明るくなりだす頃には雲海が現われ、日の出前には空が真っ赤になり幻想的な風景が見られました。前回のリベンジとばかりにこの雲海を見るため、半年以上も前からこの時期の予約をして、運良く雲海が見られたことに感謝です!! いまでも毎日見られるわけではなく、週に2~3回しか現われないそうですが、これから冬になるとさらに出現する確立が高くなるそうです。