2010/09/10

匠の仕事

うちの大工さんは個人で独立した職人であり、元請業者より個々に仕事を請け負っています。最近は施工する吉冨工務店のほぼ専属大工のような感じで仕事を請け負っているようです。

その大工さんは瀬戸在住のため、今回 うちの物件も瀬戸ということで積極的に仕事を取りにこられた結果、競争入札で受注されました。大工さんにとっても現場までの通勤が近く、うちにとっても購入価格が下がり、両者にとって良かったと思っています。

うちの建築工法は木造軸組みですので、大工さんによる裁量が大きいです。大手ハウスメーカーなどは、工場で作ってきた資材を現場で組み立てるだけで、「大工というより組立屋!!」、それでは職人としての腕がどんどん落ちていくだけ、とよく戯言を言われています。
たしかにうちの大工さんは、現場で材木をカットしながら、納まり具合を確認しコツコツと組立をしています。いかにも職人という感じで、出来上がりも大工さんの巧の技に影響されます。私達は週1~2回、現場へ差し入れを持って行き、大工さんに進捗状況を教えてもらうのが楽しみです。職人なので口数は少ないですが、いろいろと教えてくれますので、とても頼りにしています。

でもほとんど一人でされているので、進捗が非常に遅いです。今月中に大工工事を完成させるために、最近はもう一人助っ人で大工さんが応援に来て、二人でやっていかないと間に合わないようです。10月より内装工事と設備搬入、11月上旬には竣工することを目標としています。