2012/10/05

王ヶ鼻から富士山と雲海を望む

早朝6:30にホテル玄関前を出発するバスに乗り込んで、王ヶ鼻展望ツアーに行きました。早朝は気温が10℃以下になりますが、日の出を見た後、すぐに大浴場でお風呂に入って体を温めてから出掛けたので、それほど寒さを感じませんでした。王ヶ鼻の入り口でバスを降りて約200mの小道を歩いていくと、断崖絶壁の王ヶ鼻が現われます。石畳に使われる鉄平石という平ぺったい石が頂上に堆積して、その上に石でできたお地蔵さんが何体も奉られています。このお地蔵さんは松本市の御岳教の信者が、盆地の松本市内からは御岳を眺めることができないため、見晴らしの良い美ヶ原から御岳の方向を向けて奉られたそうですが、昨年の大震災で今は穂高岳の方を向いてしまったそうです。










この日は雲はありますが天気が良く、遠くの山々が見渡せて、朝から雲海も出ている絶好の景色でした。しかし風が強い・・・、カメラを構えても固定できず、手振れがひどくてあまり良い写真が取れませんでした。でも遠くには富士山がくっきりと見え、雲海に浮かぶ様は見事でした。なかなかこんなに景色の良い日は少ないそうで、夕方も早朝も雲海が見えるというラッキーな日に泊まる事ができて嬉しい限りです。雲海は朝の数時間しか見えず、時間が経つと消えてしまうそうなので、山頂に宿泊して朝早くから観察しないとなかなか見るのが難しいようですよ。

正面奥に見えるのが富士山