2010/12/09

第22回「すまいる愛知住宅賞」

この前の日曜日、あるオープンハウスへ行ってきました。毎年行われる「すまいる愛知住宅賞」という建築コンペで2010年の最優秀として愛知県知事賞を獲得された守山区志段味にある「海東の家」という住宅です。住宅地に建つ中庭を囲んだ一戸建てで、通常なら敷地一杯に建ててしまいそうなところを、外部側にもゆとりのある庭を配し、思い切ったことに塀も建てずに開放している、近隣の街並みと共に暮らそうとする気持ちのいい家、という評価でした。

うちと非常にコンセプトが似ており、中庭をどのように設計しているのか?? とても気になっておりました。外観・内部とも白を基調とし木製サッシを使用、玄関を入るとそこはリビングダイニングとなっており、フローリングではなく、モルタル仕上げとなっていました。玄関から中庭を囲むようにコの字型の回廊になっており、向かいにある子供室はサッシの高さを抑え、玄関から見えづらいようになっていました。そして一番奥には多目的室として壁面全体が収納になっており、本や雑貨をうまく飾ってありました。肝心の中庭は20畳ほどの広さがあり、中央にはヤマボウシが植えてありいい雰囲気です。シンプルでありながらモダンにまとめてあり、さすが見事な設計です。

うちは完全に外に閉じていますが、この建物は玄関を完全に閉じないで外から中を伺うことができ、外にも中にも繋がっている感じが評価されたのではと感じました。やはり他のデザインを見ることは勉強になります、とても貴重な体験ができました。