2012/11/23

火渡り神事で無病息災

この前の日曜日に、うちのすぐ近くにある瀬戸・慶昌院で行われた火祭りに行ってきました。瀬戸は火の街、窯の街として栄えたので、古くから火防秋葉信仰の念が篤く、総本山秋葉寺から大権現霊場として三尺坊大権現の分身を奉祀したこのお寺は、広く守護鎮守様として信仰されてきたようです。










お寺の駐車場には木枠が組まれており、暗くなる頃にはだんだんと人が集まり始め、夜6時過ぎからようやく神事が執り行われました。白い装束をまとった修行僧らしき人たちが祭壇に向かってお祈りをしていよいよ木枠に火が放たれると、下には藁が敷いてあったため、すごい勢いで火の手が上がり炎が燃え盛ります。火がおさまり掛けてもまだ火の粉が燻り続ける土の上を順番に人が渡り始め、最初は怖がっていたうちの子も頑張って渡ると言い出して、一人で火渡りをすることができました。この火渡りを渡ると一年間風邪をひかないとも言われ、心身を清めるありがたい神事として、さらに災火災難が除かれ、心願成就のご利益を授かることができるそうです。