2012/12/05

源光庵 悟りの窓と迷いの窓

京都紅葉の続き、鷹峯にある源光庵へ行ってきました。京都中心部からはやや離れているためあまり混雑しておらず、ゆっくりと見ることができるお薦めの紅葉スポットです。といってもそれほど紅葉が多いところではなく、お目当ては「悟りの窓」と「迷いの窓」を写真に収めようと、わざわざ足を運んだようなものです。

本堂の横にある丸窓の「悟りの窓」は禅と円通の心を表し、ありのままの自然の姿、偏見のない姿、つまり悟りの境地を開くことができ、円型は大宇宙を表現しているそう。角窓の「迷いの窓」は人間が誕生し、一生を終えるまで逃れることのできない過程、つまり「人間の生涯」を4つの角で象徴しており、生老病死の四苦八苦を表しているとのこと。窓からは枯山水の庭園を望むことができ、ぼーっと眺めて静かにゆったりとした時間を過ごすのも格別なこの場所は、紅葉により一段と風情を感じられる見事なお寺でした。