
リビングは昔の調度品が置かれレコードも聞けるノスタルジックな感じ、トイレは一旦中庭の縁側に出た屋外にあり、お風呂は昔懐かしい五右衛門風呂と京町家らしい部屋でした。朝御飯はもらったお米でご飯を炊いて、前日に錦市場で買った卵焼きとお漬物という質素な食事、でもこの雰囲気で食べるとぴったりのような気がします。

京都らしい年季のある建物はかなり古いですが、そんなことは覚悟の上で京町家に泊まりたいと思っているので問題ありません。それより、じゅうたんの上にいくつも髪の毛が落ちていたり、エアコンがフィルター詰まりで停止したり、下に敷くシーツは取り替えても布団や毛布は干すこともなく前の人が使ったそのままの状態と掃除が行き届いていないことに妻が怒って、快適な滞在とは言えずちょっと残念でした。うちのいまの生活と比べると不便さも感じますが、それでも昔の町家はこういう生活だったんだ、と思い起すことができる体験ができたことは貴重だったと思います。