2014/09/12

蛇ヶ洞川に生息するオオサンショウオの夜間観察会 2匹の新しい個体を捕獲!!

先日、瀬戸市文化課主催の蛇ヶ洞川に生息するオオサンショウオの夜間観察会があり、昨年に引き続いて子供と一緒に参加してきました。世界最大の両生類であるオオサンショウオは、九州の一部から四国、本州に生息しており、瀬戸は本州分布域の東限であるそうです。蛇ヶ洞川は春日井市で庄内川に合流するとても小さな支流ですが、きれいな水質により今までに60個体以上のオオサンショウオが確認されているそうで、全てマイクロチップを埋め込んで生態管理されていました。

(写真)この日見つかった一番大きな個体は100cm超え!!

会場となっている下半田川公民館でまずはオオサンショウオの研究をしている先生から生態や生息域についての説明があった後、すぐ近くを流れる蛇ヶ洞川に移動してお待ちかねの観察会!! 早速 人工巣穴にいた大きなオオサンショウオが2匹捕獲されて観察ケースに入れられていました。しばらくするとさらに川中から小さな2匹の個体が捕獲されて全部で4匹に!! 体長は28cmと46cmとかなり小さくてカワイイ!! マイクロチップをかざしても反応がないため、初めて見つかった新しい個体のようです。オオサンショウオの寿命は何十年と長いそうですが、年老いた個体ばかりではなく生態の繁殖が進んでいることが確認できたことは嬉しいですね。その場ですぐに注射を使ってマイクロチップが埋め込まれたのですが、逃げようとする小さな個体に針を刺す光景はとても痛々しい様でした。

(写真)初めて見つかった新しい個体は小さくてカワイイ!!

こんな小さな川に大きなサンショウウオがウロウロと泳いでいるとかなりビックリしますが、地域の人たちが貴重な生物を大切に保全している活動は素晴らしいです!! 立派なオオサンショウオを4匹も見ることができて、とても楽しい夜間観察会となりました!!



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