2012/05/08

諏訪大社と木落とし坂

先日の諏訪の続きですが、高遠から茅野を通って諏訪大社へ行きました。まずはちょうど通り道にあった上社前宮へ、鳥居をくぐり普通の道路に出て坂道を少し上がっていくと、本殿がありましたが、とても閑散としており、祭典に必要な建物が残っているだけのようです。その後、下社春宮へ行ったのですが、こちらは鬱蒼とした木々に囲まれた境内は趣があり、鳥居から本殿までは石畳で整備され、参拝客も多く賑わいを感じました。江戸時代に竣工した社殿は秋宮の建築と彫刻の技を競い合っていたそうで、壁面や屋根を見上げるとその技術が垣間見られました。

美ヶ原へ向かう途中に御柱の木落とし坂がありました。下から見るとあまり勾配が分かりませんが、上から見るとかなりの急勾配で滑り落ちると言うよりは、落とされると言う感覚で、かなりの恐怖を感じます。こんな急坂を木にしがみついて下っていくにはかなりの勇気が必要ですよね。諏訪大社の神殿はどこも四隅を御柱で囲まれ、柱の裏には木落としで坂を滑り落ちた際に削れた痕が残っていました。