しかし敷地が南側道路に面しているのに対して、南垂れの屋根となっているため、その屋根を建物正面から見ても勾配の様子が全く分からず、家の横から眺めないと勾配が見えません。もし将来的に太陽光発電を導入するならば、南面に向いたちょうどこの勾配に合わせてパネルを設置しやすいため、かなり広範囲の面積を確保することができるようです。設計段階ではもっと大きな勾配が付いていたので、H建築士さんにお願いして雨などが流れ落ちるのに必要な最小限の勾配にしてもらいました。この勾配はデザインを優先したH建築士さんの思い入れのようですが、非常に効率的な屋根となっていると思います。
