2013/03/14

PM2.5の大気汚染は改善される見込みなし??

上海・浦東国際空港に降り立った瞬間に感じることは、天気は快晴でも空の青さがなく、曇りかと思うほど薄暗い状態、特に地平線近くは靄が掛かったように灰色の空、天高くなるほど青さが出てきますが、すっきりしない感じがします。日本でPM2.5の基準値を超えると外出自粛などの注意喚起をすると連日報道されていますが、現地中国ではどのような状況だと思いますか??

ちょっと街中を歩くと喉がいがらっぽくなりますが、マスクをしている人なんていないし大気汚染の報道すらなく話題にもなっていない、PM2.5の健康被害を気にする人はほとんどいないということです。たま~にマスクをしている人を見かけると、日本人である可能性が高いです。中国の環境なんてすさまじいですよ、今週 上海中心部を流れる黄浦江で豚の死骸6,000匹が見つかったというニュースがありましたが、地元当局は汚染物質は検出されず衛生上は問題なし、と平気で声明を出しています。ゴミや処分に困ったものは海や川に捨てるのが「習慣」のようで、捨てたことをわざわざ名乗り出る「おひとよし」なんか絶対にいません。そんなモラルの中国でPM2.5の大気汚染が減少すると思いますか?? 日本でいくら騒いで防衛しようとしても、当該地域にそんな意識は毛頭ないので、改善される見込みはなく、悪化の一途を辿るのでは?? と思います。

市内の朝の様子、快晴でも薄暗い