
この日は客車が7両連結されており、私たちは一番後ろの一号車に乗り込みました。茶色の客車は旧国鉄時代に使用されていた昭和初期のレトロな雰囲気、座席は木枠にクッションが貼ってあり、リクライニングなんてないので硬くて座りにくい・・・、天井では古い扇風機が勢いよく回っていました。11時45分に新金谷を出発すると、茶畑ののどかな田園地帯を走り抜け、平行して流れている大井川は右から左からと見える方向が変わりながら、外の風景を熱心に眺めてしまいます。今では電車に乗ったら携帯やメールに夢中になってしまいますが、昔はSLに乗れることにわくわくして景色を見ていたんだろうな、と実感しました。途中にあるトンネルに入るたびに石炭の煙が車内に入ってきて幾度と空気が澱み、大きな警笛を鳴らしながら迫力ある車両が動く様は圧巻!! 終点 千頭に到着したのは13時06分、約80分のレトロなSL旅を体感することができ、とても楽しむことができました。


にほんブログ村 デザイナーズ物件参加中、上位にランキングされています!!